「おかむらさき」ってどんなラベンダー?
「おかむらさき」は香りの品種です。
ラベンダーには、たくさんの品種があります。
似ているけれど、葉の形が違ったり、花のつき方がちがったり。
なにより、それぞれの品種ごとに香りが異なります。
北海道で広く栽培されているラベンダーには、
早咲きラベンダー・おかむらさき・はなもいわ・ようていなどがあります。
これらも、それぞれ咲く時期、色、形、香りが違います。
形が違うので、観賞用、バンドルズに向くもの、香りを楽しむものなど、
それぞれの特徴によって使い分けることもできます。
そして、「おかむらさき」ラベンダー。
これは、香料用の品種で香りがよくオイルを採る為に栽培されはじめました。
この地域の農家は、以前にラベンダーを栽培していた方がたくさんいらっしゃいます。
その当時は、この「おかむらさきが」があたり一面に栽培されていたようです。
ところが、安い合成香料に市場を奪われ、他の農作物に置き換わっていきました。
その後、観光として見せるラベンダーへと変化していきます。
その結果、見てきれいな色の濃い品種「早咲きラベンダー」がメインになりました。
北海道でラベンダーのポプリとして売られているものは、ほとんどがこれになります。
香料を採るための品種は、皆さんが持っているラベンダーのイメージより色は薄いです。
そして、オイルがたくさん採れるように、茎の長いものもあります。
それが、夏の夕日に照らされ、風に揺れる姿と言ったら。本当に美しいです。
生産者としては、その優しい香りから「おかむらさき」をおすすめしています。
けれど、うちの畑でもおかむらさきの栽培面積は、早咲きに比べたら少ないです。
ですから、今までネット通販でも販売ができませんでした。
それが今年は、株もだいぶ大きくなりやっと通販分を作ることができました。
ちょっとだけ、肩の力を抜いてリフレッシュ。
香りの品種なので、香り袋にするのもおすすめ。
かばんにしのばせておくと、疲れたとき、緊張したときなどに香って、
リラックスできますよ。
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